こんにちは。家庭教師トーチ、徳永です。
今日は、学習習慣について書きます。
以前、学習塾に勤務していた時に、
保護者様からよく尋ねられたことのひとつに、
「自分から勉強するようになりますか?」
というものがありました。
当時は経営者の方針もありましたので、
「もちろんです、しっかり宿題も出しますので」
とにっこり笑って答えたものですが、
実際の僕の考えは違いました。
勉強は、合理性を身につけるためにやるものです。
最小の労力で、最大の成果をあげる、という、
競争社会の大原則にのっとるものです。
たくさんやってできるようになる、では足りないのです。
生徒さんがよく述べる不満の中に、
「自分は一生懸命努力した」
「がんばったことを認めてほしい」
というものがあります。
心情としては理解できますし、
本来はそういったものが評価されるべきと思います。
ですが、社会でそれは通用しません。
お店を経営していて、客が入らない。
そんなときに、
「うちの料理はすごいのに…」
と文句を言ってへそを曲げていても客は来ません。
自分で動かなければならないですよね。
この世界は成果を出してこそです。
過程だけへの評価は高校入学までです。
努力偏重、根性偏重は排すべきです。
そもそも努力や根性というものは、
本人が「好きで、やりたい」と思った分野で育むべきです。
勉強をしているうちに面白さに気づき、
いつのまにかひとりで勉強するようになっている、
という姿が理想です。
ですが、そこに行き着くにはそれなりの成長があった後です。
そうなるまでは、だいたい年単位の期間が必要です。
こうしたことも積み重ねで生まれます。
ゆっくり見守ってほしいと思います。
家庭教師トーチ トクナガタカシ
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