トーチ学習会の教師は僕ひとりです。
多分これからも僕だけでやっていきます。
塾の規模が小さいという理由もありますが、
「人材の確保が難しい」というのが最大です。
昨今、ブラックバイトの例に塾講師が挙げられます。
授業そのもの以外の業務分の手当が出ないとか、
休みを取らせてもらえないとか、
大きな問題だと僕も認識しています。
ただ当塾の場合はその点でではなく、
教師の育成の難しさが採用を控える最大の理由です。
十年以上この仕事に僕は携わっていますが、
今でも学ぶことが山積していて減りません。
また教授方法にも試行錯誤しています。
簡単な仕事ではないのです。
長くやって見えることが多いのです。
ところが主業務は夕方から夜までの6時間内外で、
大黒柱の方を社員とするには業務が少なく、
またお子様の世話をする方には時間が遅すぎる面があります。
そこで学生に頼ることになるのですが、
学生は2、3年で辞めてしまうのが前提です。
短期間ではいい教師になりきれません。
こういう理由でトーチ学習会は、
他に教師を在籍させていません。
教師ひとりで完全な1対1指導を行うと、
当然1:2指導の半額しか収入は見込めません。
他の教師が稼いでくれる分もありません。
それを承知でトーチ学習会はこの方式を採っています。
すべては良い指導のためにです。
生徒さんには好きな時間が選びにくいという不便があります。
それを補って余りある指導を、
今後も心がけていきたいと思います。