トーチ学習会、徳永です。
愛媛県松山市で小学生・中学生・高校生の学習指導をいたします。

このブログでは、
トーチ学習会についてQ&A形式で書いています。

勉強に悩む生徒さん、保護者様、
ぜひご一読ください。


2015年1月14日水曜日

なぜ入試という制度があるんですか?

こんにちは、トーチ学習会の徳永です。
今日は根本的なことを考えてみたいと思います。

どうして高校や大学、
私立中学に入試があるのでしょうか。

答えは明快です。
「その学校の授業を理解できるかはかるため」
です。

自分自身の体験を例にあげます。

僕は大学でフランス語を専門にしました。
この仕事に就いた後に、機会があって、
東大のフランス語のテキストを手に入れました。

本当に驚きました。

僕が専門で2年掛けて学んだ内容が
東大では半年です
しかも専門ではなく、
一般教養の第二外国語として、でです。

万が一、僕が東大に潜り込めても、
このレベルでは落ちこぼれるのは確実です。
そうしたら僕は卒業できません。

東大の入試が難しいのは、
東大の授業が難しいからなんですね。
決して意地悪をしているわけではないのです。

愛媛には愛光中学・高等学校という難関校があります。
一般の生徒にはとんでもない難関なのですが、
進学実績に較べれば、入試難度は低めです。
「入りやすくて、難関大学には合格しやすい」
というので他県の生徒にも人気が高いです。

ですが、ちょっと考えて欲しいのです。

学校は魔法を使って生徒を伸ばすわけではありません。
つまり、愛光は『入った後がキツい』学校なのです
他県の同レベルの中高一貫校と比較しても、
全教科、進度が猛烈に速いです。
中3で英語は名門私大レベルの長文を読んでいます。
他地域の塾講師・家庭教師がびっくりする速さです。

他県から来て、寮生活を送る生徒は、
これを自分でやらなければなりません。
寮からは家庭教師や塾を原則利用できないので、
独力で知識を蓄えなければなりません。

今まで塾や保護者に頼りきりだった、
そんな子が遥かに高度な物を独習できますか?

辞めてしまう生徒さんは毎年必ず出てしまいます。

入試や進学実績は、
そういったことも如実に表わしているのです。

合格はゴールではありません
スタートです。
難関であればあるほど、
実績のある学校であればあるほど、
入学後の生活はとてもしんどいのです。
これは中高関係無いですし、私立公立も関係ありません。

進路を選ぶ際には、
みなさんに心して欲しいと思うことを書きました。






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